日立システム、通信・処理速度が向上したシンクライアント端末

 日立システムアンドサービス(日立システム、中村博行執行役社長)は2月28日、オフィス内のセキュリティ強化やPCの運用・管理コスト削減を実現するソリューション「THINkbox(シンクボックス)」に、米ClearCube Technologyのシンクライアント端末「CLEARCUBE(クリアキューブ) I8330 I/Port」を追加し3月1日に発売すると発表した。価格は4万5600円。

 「CLEARCUBE I8330 I/Port」は、ブレードクライアントとネットワーク経由で接続する「CLEARCUBE I/Port」の後継機。ブレードクライアントの設置場所を意識せず、処理速度が要求される業務にも対応する。

 ClearCube Technologyが新開発した通信技術で、ネットワークに負荷がかかった状況でも従来比で約1.5倍の処理速度を実現。月末処理など複数のシンクライアント端末から同時にアクセスが集中し、大量のネットワーク負荷がかかる場合でも処理能力を向上できる。また、ブレードクライアントを遠隔地のマシンセンターなどにまとめて設置することで、ブレードクライアントのメンテナンスや故障機器の入れ替えなどの一元管理が可能。

 同社は「CLEARCUBE I8330 I/Port」を「THINkbox」のラインアップに追加することで、オフィスセキュリティの強化を目的にPCの入れ替えを予定しているユーザーに向けて販売し、今後3年間で8億円の売上げを目指す。

日立システムアンドサービス=http://www.hitachi-system.co.jp/

提供:BCN