HP、BTO製品強化に向けビジネス監視ツール・ベンダーを買収ービジネス・トランザクション監視をエンド・ツー・エンドで可能に

 米国ヒューレット・パッカード(HP)は2月5日、BTO(Business Technology Optimization)製品の強化に向け、ビジネス・トランザクション監視ソフトウェア・ベンダーの米国ブリストル・テクノロジーを買収する契約に署名したと発表した。買収の金銭的条件は公表されていない。

 ブリストルの「TransactionVision」ソフトウェアは、保健金請求プロセスから製品受注、在庫管理までの複雑なビジネス・トランザクションを効率的に監視することで、企業ユーザーの業務改善を支援する。ユーザーは、J2EEまたは.Netアプリケーション・サーバで動作するプロセス、さらにメインフレームで動作するプロセスを管理できる。

 HPは、ブリストルを傘下に収めることで、ユーザーがリアルタイム・ビジネス・トランザクションをエンド・ツー・エンドで管理できるようにし、「HP Business Availability Center」ビジネス・サービスおよびアプリケーション管理ソフトウェアをメインフレーム環境に拡張したい考えだ。

 HP とブリストルは従来からパートナー関係にあり、ブリストルのTransactionVisionはすでに、HPが昨年マーキュリー・インタラクティブを買収した際に取得したBusiness Availability Centerや「Universal Configuration Management Database(CMDB)」との統合化が図られていた。

 HPはこれまで、競争力と効率性を高める全社規模の継続的再編努力の一環として、ソフトウェア部門の改編に取り組み、いくつかの重点部門を立ち上げてきた。45億ドル規模のマーキュリー買収が完了した昨年12月には、BTO部門を立ち上げ、マーキュリーのアプリケーション管理ソフトウェアと自社のOpenViewシステムおよびネットワーク管理技術との統合に着手している。

 ブリストルは、1991年に設立された株式非公開企業で、コネティカット州ダンベリに本社を置く。顧客の大部分は、米国や英国の金融サービスおよび保険会社で、その中には、JPモルガン・チェース、ブルー・クロス&ブルー・シールドなども含まれる。

 同社は、WindowsアプリケーションをUNIXおよびLinuxに移植するクロスプラットフォーム開発ツール「Wind/U」を手がけるプロバイダーとして活動を開始。1998年には、主力業務をエンタープライズ・ソフトウェアに移行させた。

 HP は、買収の成立要件に従って30日以内に手続きを完了する見通しで、ブリストルはHPのテクノロジー・ソリューションズ・グループ内のHPソフトウェア部門の一部になる。HPでは、ブリストルのスタッフの多くを雇用し、ダンベリの元本社を最低1年間は維持するとしている。

(チャイナ・マーテンス/IDG News Service ボストン支局)

米国HP http://www.hp.com/

米国ブリストル・テクノロジー http://www.bristol.com/

提供:Computerworld.jp