鉄飛テクノロジー、情報共有基盤を実現する文書管理システム

 鉄飛テクノロジー(岡田国一社長)は、情報共有と共同作業環境を実現するソフトウエア「MatrixBase 2.0/文書管理」を1月29日に発売した。税別価格は初期導入時32万5000円/10ユーザーからで、同社では08年度末までに100サイト以上への販売を目指す。

 「MatrixBase2.0/文書管理」は、ホワイトカラー、特にプロフェッショナル向けのワークグループ向け共同作業基盤である「MatrixBase2.0テクノロジー」をベースとした文書管理アプリケーション。文書管理機能だけではなく、フォルダ管理、ファイルアクセス、ファイル検索機能などを搭載した。

 追加属性によるファイルの索引付け・分類が可能で、フォルダの階層の複雑化や、ファイルバージョンの不整合などが回避できる。また、実際のファイルの保存場所や状態をリアルタイムで正確に一覧化でき、必要に応じてワークシートに取り出して利用したり、ワークシート上で編集してから実環境にインポートできる。一覧画面上ではドラッグ&ドロップによる直感的なリスト操作も可能。

 全文検索に加え、画像ファイルやプレゼンテーションソフトのスライドデータをページ単位でプレビュー表示する機能を搭載し、ファイルを開かずにダイレクトに目的のページにアクセスできる。この場合も専用のファイルフォーマットへの変換が不要なので、スキャニングした画像データや各種ファイルフォーマットの電子データを任意の形式で混在させたまま管理や加工、転用が行える。

 さらに、初期設定やフロー定義など設定しなくても、一覧表示とメールなどの汎用的なコミュニケーションだけで複数の関係者が組織をまたがって容易に連携できる。このほか、作成した文書の変更履歴を記録し、バージョンの混乱を防ぎ、同時に過去に遡ってステータスを把握することができる。企業の内部統制に関わる履歴管理、証跡報告にも利用できる。

鉄飛テクノロジー=http://www.teppi.com/

提供:BCN