ログイットとMSOL、全文検索機能付きメールアーカイブ専用アプライアンス

 インフォコムのグループ会社ログイット(立古史朗社長)と丸紅ソリューション(MSOL、吉光澄社長)は、簡単に導入・運用が可能なメールアーカイブ専用アプライアンス「ウチノBossメール」を12月14日に発売した。製品開発はログイットが、販売・保守はMSOLがそれぞれ担当する。

 ログイットの内部統制支援ソフト「ウチノBoss」のメール保存・検索機能を応用して開発した製品。パケットキャプチャ型のメール取得方式を採用し、スイッチングハブのミラーポートに1台接続するだけで、情報漏えい対策、メール保存・保全ソリューションを導入することができる。他社の類似製品に比べて安価なのが特徴で、利用するメールユーザー数や保存するメール数によるライセンス費用はかからない。

 電子メールの保存機能(アーカイブ機能)を搭載し、送受信した全電子メール(SMTP/POP3)のパケットを取得し保存する。また、送受信日時、送信者、宛先、タイトル、本文、添付ファイルなどに対してキーワード検索が可能な「全文検索機能」、膨大な量の電子メールを効率的にNASやDVD-RAMなどに保存できる「自動圧縮バックアップ機能」、各ユーザーのメール送受信数や時間帯別利用一覧などの統計情報を表示できる「統計分析機能」を搭載する。

 価格は、500ユーザーの利用を想定した場合で98万円から。別途、年間サポート費用がかかる。両社では、初年度に1億円の売り上げを目指す。

ログイット=http://www.logit.co.jp/
丸紅ソリューション=http://www.msol.co.jp/

提供:BCN