NEC、データ転送速度を向上したSAN対応ディスクアレイエントリー機

 日本電気(NEC、矢野薫社長)は、ストレージ・エリア・ネットワーク(SAN)対応ディスクアレイ「iStorage(アイストレージ)Sシリーズ」で、「iStorage S550」を製品化、販売活動を開始した。

 「iStorage S550」は、サーバーとの接続インタフェースに毎秒4ギガビットの高速ファイバチャネルを採用し、データ転送速度を従来機比最大1.8倍に向上したエントリー機種。データ転送速度を向上すると同時に、HDDの搭載可能数を45台から60台に拡大し、装置あたり最大21.1TB(テラバイト=1000GB)の大容量化を実現した。デュアルコントローラ構成のベーシックパッケージの税別価格は150万円から。

 NECでは、シリアルATAディスクを搭載したバックアップ・アーカイブ専用機「iStorage S1850AT」も発売した。サーバーとの接続インタフェースに毎秒4ギガビットのファイバチャネルを採用。処理性能を強化したディスクアレイコントローラーなどで、データ転送速度を従来機に比べ最大2.2倍に向上した。税別価格は170万円から。2機種ともに10月31日より出荷を開始する。

NEC=http://www.nec.co.jp/

提供:BCN