IBM、「症状」に基づきIT上の問題を分析する自己修復ソフト

 米IBM(サミュエル・J・パルミサーノ会長)は9月13日、システム開発者がアプリケーション上で自己修復機能を構築するためのソフトウェア「IBM Build to Manage Toolkit for Problem Determination」を発表した。IBMの開発者向けサイトで、第4四半期から無償でダウンロード提供する予定。

 日本IBM(大歳卓麻社長)の大和研究所と協力して開発したもので、システムのクラッシュやパフォーマンス上のボトルネックを事前に察知することを支援し、ITシステムの問題解決にあたって、これまで手作業で費やしていた時間を最大80%節約できるという。

 新ソフトは、オープンな業界標準「OASIS Web Services Distributed Management Event Format(WSDM WEF)」に基づいており、システム開発者が管理の専門家でなくとも、アプリケーションに問題判別機能を構築するうえで役立つソフトウェアとツール、ヘルプ機能、サポートを盛り込んだ。

 アプリケーション開発時に問題が発生した場合、問題の症状(シンプトン)のカタログを作成でき、経験知に基づいた問題解決が可能となる。シンプトンカタログは、実質的には自動化された「虎の巻」であり、アプリケーションの導入・実行時に類似の問題が発生した場合、このシンプトンを利用することで、時間と費用を節約できる。

 具体的には、システム障害が発生した際に、各システムに記録された異なる形式のログを「GLA」を使って、標準化された形式(CBE)に変換。さらに、「LTA」という解析ツールとシンプトンカタログのオーサリングツールを活用し、CBEに統一されたログとシンプトン・カタログを読み込んで分析することで、効率的な問題解決を実現する。

日本IBM=http://www.ibm.com/jp/

提供:BCN