NEC、「I/O仮想化機構搭載」のブレードサーバー

 NEC(矢野薫社長)は、ブレードサーバーの新製品「SIGMA BLADE(シグマブレード)」シリーズを7月31日から順次出荷開始する。同社が掲げたITプラットフォーム製品の開発における新戦略「REAL IT PLATFORM」の第一弾製品。 サーバー統合ニーズの掘り起こしを図る戦略的新商品として売り出す。

 シグマブレードは、サーバー、ネットワーク、ストレージを統合するブレード型のサーバー。データベース(DB)やウェブサーバー、アプリケーションサーバーなどのサーバーやストレージ機器を統合した運用を可能にする。用途に応じI/O(入出力)装置の構成を変更可能な「I/O仮想化機構」を「業界で初めて」(NEC)搭載した。

 ラインアップは、ブレードを格納する筐体が3モデルで、価格は26万円から。ブレードは2ラインアップでエントリーモデルは30万円。I/O仮想化機構は380万円。

 新製品とともに発表した「REAL IT PLATFORM」は、同社のサーバーやストレージなどのプラットフォーム製品の開発指針やロードマップなどを定めた新戦略。NGN(次世代ネットワーク)が浸透することによるニーズの変化に対応するために策定した。情報システムの拡張性、仮想化、堅牢性の3つを強化する技術ポイントに置いている。

NEC=http://www.nec.co.jp/

提供:BCN