米Intel:「Itanium2」を全面刷新
米Intelは18日(米国時間)、最新サーバー用プロセッサー「Itanium2 9000」シリーズ(開発名はMontecito)の出荷を開始した。不振のItanium2を全面刷新した製品で、処理能力を2倍に高める一方、消費電力を130ワットから104ワットに削減。高性能サーバー分野の劣勢ばん回を狙う。
出荷したのは「9050」(1.6GHz)など6製品で、Itanium2としては初のデュアルコア・タイプも登場した。新技術の「Intel Virtualization Technology」も導入。1台のサーバーで複数のOSを起動するなど「仮想化」を実行する際に、ソフトを円滑に動かせるようになったという。
一方、3次キャッシュを最大24MBに増強。キャッシュに起因するシステム・ダウンを防ぐ「Intel Cache Safe Technology」も導入した。サーバー・メーカーが秋にかけて、採用マシンを発売する見込み。【南 優人/Infostand】