Freedom PartnersがMicrosoftからNitixへ移行

Freedom Partnersは、バーモント州の自動車販売店ネットワークである。同組織のITディレクタ、Chip Kaupp氏はLinuxディストリビューションの種類の区別さえできないが、そもそも彼にはその必要がない。Freedom PartnersのWebサイトおよび同社のイントラネットはNitixサーバ機器で稼働している。Nitixは、Web、電子メール、印刷、セキュリティ、およびバックアップの各機能を備えた特殊なLinuxで、その管理はブラウザベースのGUIを通じて行われる。簡単にインストールできるパッケージまたは、独自のサーバ用ハードウェアにプリインストールされた形で提供されている。

「それまではMicrsoft 2000 Exchange Serverで稼働させていた。我々独自の電子メールを利用し、一部のファイルや印刷の共有を行う必要があったのだ。1990年代後半のことだったが、自動車業界は、当時最先端のテクノロジだったインターネットに大々的に移行していた。各企業はあらゆる点でWebへの移行を進めているため、インターネットは我々の事業に不可欠なものになりつつある」とKaupp氏は説明している。

Kaupp氏が別のオペレーティングシステムへの移行を検討することになったのは、Microsoft製品では十分なカスタマイズが行えない、という問題が以前の環境にあったからだ。すべての社員が一斉に在庫水準の監視、出荷予定の確認、電子メールによる連絡を行えるようにするには、1人1台のオンラインワークステーションが必要だった。しかし、Kaupp氏には、不適切なWeb閲覧の監視いう問題を抱えていた。「Microsoft製品の場合、社員による閲覧を禁止するサイトの一覧を作らなければならなかった」が、そうしたリストの作成は、どう頑張ってもいきあたりばったりのものにしかならなかった、とKaupp氏は語る。

ほかにも問題があった。バーモント州は広大で人口密度が低いため、Freedom Partnersネットワークの加入販売店どうしは何マイルも離れている。同社ネットワークに加入しているJeepの展示場に至っては、ほかの販売店から35マイルも離れた場所にある。T-1ベースのWANを利用してJeepの販売店をネットワークにつなげておくだけでFreedom Partnersは1カ月に1,000ドル以上も支払っていたのだ。

「我々のネットワークに加入しているオーナーとマネージャ向けにVPNを利用できるようにしたいとも考えていた」とKaupp氏は語る。以前設備を購入した転売業者に話したところ、彼がNitixサーバによるLinuxの環境を薦めてくれたのだという。これこそがKaupp氏が探し求めていた解決策だったようだ。Nitixを利用すれば、「承認済み」リストに記したサイトへのアクセスのみを許可することで、社員の不適切なWebアクセスをブロックできることにKaupp氏は気付いた。また、ポイントツーポイントのVPNを実現することによってT-1サービスを利用せずによくなり、Freedom Partnersは1カ月あたり数百ドルの経費削減を果たしている。

セキュリティ向上と経費削減のほか、Kaupp氏はNitixが持つシンプルさも気に入っているようだ。「このサーバにはモニタを用意する必要さえない。本当にすばらしいのは、このオペレーティングシステムが、1つのチップにすべてインストールできるほど小さいことだ。電源コードに足をひっかけても、元に戻せばすぐに立ち上がってくれる。これがMicrosoftのサーバだと、リブートしてすべて立ち上がるまでに15分か20分もかかっていたのだ」

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