TheLinuxStore.caがLinux CDを無償提供

安価なLinux CD、ノートブックPC、特注ワークステーションを販売するウェブサイトTheLinuxStore.caのオーナーであるRyan Clokeの目標は「あるべき姿の」ビジネスだ。そのClokeが、7月13日朝、自らが掲げる目標に向かってさらに一歩前進した。Fedora、Mandriva、Debian、Knoppixなど、主要ディストリビューションのCDを無償で配布し始めたのだ。反響は圧倒的だという。

セネカ大学(トロント)でプログラミングとシステム分析を学んでいたCloke(26歳)はキャンパスでRed Hat Linuxに出会い「それ以来、首ったけ」なのだという。そこで、ウェブのホスティングとデザイン、立ち往生している初心者を支援する企業Flipside Technology Servicesを自宅で立ち上げた。

しかし、「ビジネスの舞台裏(Flipside)が顧みられることはない」ことを実感し、2004年の終わり頃からLinuxディスクの配布に関心が向くようになった。主要な客筋はISOが大きすぎてダウンロードできない人たちだ。The Linux Storeで1枚約5ドルと少額の送料で利用者が望むディストリビューションを販売し始めた。だが、売り上げはよくてもClokeは満足できない。「何か違うという感覚、ディスクを販売するだけでなくコミュニティにもっと貢献したいという思いがいつもありました」

そして「あるべき姿」を見つけた。それはディスクの無償配布。「UbuntuのShipItプログラムに感激しました。同じことを、ほかの主要Linuxディストリビューションでもしたいと考えたのです」

そこで、7月13日になろうという真夜中にfree.linuxstore.caを開いた。そして、申し込みは――殺到。開設して24時間も経たないのに、無償ディスクの申し込みはSUSEを筆頭に2,500件を超えた。

「膨大ですね。予想を遙かに超えています」。すべてに対応するには資金援助が必要だ。「現時点では、400件分の資金しかありません」。このプロジェクトにはThe Linux Storeの収益も注ぎ込んでいるが、Clokeは一般やコミュニティ企業からの寄付や支援を期待しているという。

無償CDの申し込みのすべてに応えるには解決すべき問題があるが、Clokeは楽観的だ。「この仕事は、コミュニティへの貢献として私に相応しいものです。CDの無償配布はLinuxの普及を促進するであろう最初のプロジェクトなんです。もちろん、すべての求めに応ずるには、もっと資金が必要です。しかし、Linuxコミュニティはできる限りこのプロジェクトを支援してくれるでしょう」

NewsForge.com 原文