スターティア、オープンソースCMSを使った電子書籍販売システムを発売

 スターティア(本社:東京都新宿区)は2006年7月4日、電子書籍販売システム「Digit@Link WisdomStation」(デジタリンク ウィズダムステーション)を発表した。オープンソースのCMS「Joomla」(ジュームラ)をダウンロード販売システムとして利用することなどで低価格化したという。10月から販売する。

 中小出版社がオンライン電子書籍ショップを自社運営する用途などを想定。2006年8月に発売予定の電子ブック作成ソフト「Digit@Link Actibook(アクティブック)」と組み合わせて、電子書籍関連の多様なサービスを提供する。

 ダウンロード販売システムは、会員管理、試し読み(立ち読み)、売上ランキングなどの機能を搭載。著作権管理(DRM)システムで暗号化や不正コピー防止に対応する。

 また、販売のほか、電子図書館の開設、連載記事を集める電子切抜きサービス、書籍購入者限定の追加コンテンツプレゼントサービス、オンライン書店から書籍が配達されるまでの間だけ閲覧可能な電子ブックの提供なども可能。

 Actibook電子書籍はFlash Playerを搭載するPC上で再生でき、専用のプレーヤーソフトは必要ない。DRMは、トリニティーセキュリティーシステムズ(本社:東京都千代田区)から「Pirates Buster」(パイレーツバスター)のライセンス提供をActibook用限定で受けた。

 初期費用は210万円、月額費用は2万1000円+売上高の10%。また別途、Actibook利用料(月額3〜5万円)、決済システム利用料(初期費用数万円、月額1〜5万円)がかかる。【鴨沢 浅葱/Infostand】

スターティア
http://www.startia.co.jp/