横河ディジタル、組み込みLinux向け高速起動ソフトの販売でトライピークスと提携

 横河ディジタルコンピュータ(本社:東京都府中市)は、トライピークス(本社:東京都品川区)が開発した組み込みLinux向けの高速起動ソフト「TP InstantBoot Version 1.0」の販売で提携したと2006年6月26日発表した。販路拡大を図るもの。

 TP InstantBootは、トライソフトが5月に発表・発売した組み込み機器用高速起動ソフト。Linuxカーネルやアプリケーションの起動している時のメモリ状態やCPUレジスタ状態をスナップショットイメージとして保存し、電源投入時にスナップショットを直接展開して高速起動する。

 標準的なLinuxカーネルの起動時間が約6秒なのに対し、約2秒の高速起動が可能。また、カーネルやアプリケーションを修正する必要もほとんどないという。

 横河ディジタルは、6月28〜30日に東京ビッグサイト(東京・有明)で開催される「第9回 組込みシステム開発技術展(ESEC2006)」にTP InstantBootを出展する。【鴨沢 浅葱/Infostand】

横河ディジタルコンピュータ
http://www.yokogawa-digital.com/

トライピークス
http://www.tripeaks.co.jp/