デル、第9世代PowerEdgeサーバを出荷開始──新技術を積極採用
新モデルの最大の特徴は、パフォーマンスの向上を図る多くの新技術を実装したこと。いずれもインテルが提唱するサーバ向けデュアル・コア・プラットフォーム「Bensley」を採用し、デュアル・コアXeonを2個搭載することができる。低電力化が図られたことで、従来モデルと比べて最大152%のパフォーマンス向上と、最大25%の消費電力低減を実現するという。
メモリには、アクセス速度の高速化や高信頼化、大容量化が可能な「Full Buffered DIMM DDR2」メモリを採用。また、ハードディスクは、2.5インチ/3.5インチのSAS(Serial Attached SCSI)ドライブ、もしくは3.5インチのSATA(Serial ATA)ドライブの搭載をサポートしている。
2.5インチSASドライブのサポートは、同社にとって今回が初めて。同社のエンタープライズマーケティング本部長、桜田仁隆氏は、「PowerEdge 1950は1Uでありながら最大4個のハードディスクを搭載することができる。これにより、RAID構成の幅が広まり、パフォーマンスや信頼性の向上にも柔軟に対応できるようになっている」と説明した。
NIC(Network Interface Card)には、TCP/IPに関する処理を専門に行うASICを搭載した「TCP/IP Offload Engine NIC」を採用している。従来CPU側で行われていたネットワーク処理がNIC側で処理できるようになるため、CPUにかかる負荷を抑えてサーバ全体のパフォーマンス向上を図ることができるという。同技術は、iSCSIのように膨大なセッション数の発生が想定される用途において、高い効果が期待できるとしている。
このほか、インテルの仮想化技術「Virtualization Technology」も新たに採用し、複数のゲストOSを仮想的に稼働させることでサーバの稼働率を向上させることが可能となっている。同社では、これらの新技術を採用したことで、サーバ全体の処理能力および可用性の向上が図られたとしている。
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PowerEdge 1950、2950、2900、1955 (クリックすると拡大) |
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2.5インチのSASドライブ (クリックすると拡大) |
価格は「1950」が26万400円から、「2950」が29万400円から、「2900」が24万8,400円から。「1955」の価格は未定となっている。
同社の代表取締役社長、ジム・メリット氏は、発表に際し、「日本国内における2006年第1四半期(1-3月)の出荷台数は、市場成長の5倍となる24%増を達成した」と述べ、同社過去最高の成長を記録したことをアピールした。
また、同氏は今後、「デル・モデル」として知られる同社の直販体制の成長を促進するために、2007年末までに400人強の営業/サポート要員を新たに採用し、法人および個人の両市場で顧客満足度向上を図っていくほか、法人向け製品・サービスの拡充、ハイエンド・コンシューマ市場の開拓といった取り組みにも注力していく方針も明らかにした。 (大川 泰/Computerworld)
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