Mozilla、Firefox開発プロセスにUbisoftのAI技術を採用へ

 Mozillaは2月13日、フランスUbisoftと提携し、Ubisoftのコード作成支援技術「Clever-Commit」をFirefoxの開発プロセスに採用することを発表した。これによって「Firefox」のコード作成プロセスの高速化と効率化を図り、ユーザーに安定性に優れたFirefoxを提供できるとしている。

 Clever Commitは、ゲーム開発で知られるUbisoftのAIリサーチ部門であるUbisoft La Forgeが開発したコーディングアシスタント技術。AIとビックデータ技術を活用し、過去のバグおよびバグ修正データを学習させたモデルを利用してバグの発生を警告するといった機能を持つ。

 Mozillaの開発チームはJavaScript、C++、Rustなどさまざまなプログラミング言語を使っており、常に新しい編集、更新などが起こっている。現在は6〜8週間のリリースサイクルでFirefoxの最新版を公開しており、クリーンなコードを持ち、最高の性能にすることは重要な課題だとしている。

 Ubisoftとの提携により、バグ追跡システムとバージョン管理システムのデータをClever-Commitと組み合わせる。これによってバグのリスク分析と検出に要する時間を削減することが期待される。まずはコードレビューフェイズでClever-Commitを利用し、その後コード作成に拡大、テスト、リリースプロセスにも広げる。最終的には、開発者のワークフローに統合してコードに入る前に5分の3から5分の4のバグを発見したいとしている。

 あわせて、Rust、C++、JavaScriptなどのプログラミング言語の専門知識、C++コード解析、バグ追跡システムの解析などの技術を提供するなど、Clever-Commit開発への貢献も行いたいとしている。

Mozilla
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